お知らせ

令和3年度後期学校評価アンケート(保護者)結果と考察について

令和3年度後期 学校評価アンケート(保護者)では,大変お世話になりました。集計が終わりましたので,結果をお知らせいたします。

どの項目においても,前期より良い評価となりました。しかし,課題もありますので,来年度の学校教育に生かしていきます。

以下は,質問項目ごとの結果と考察・改善策を示したものです。よりよい学校を目指していきたいと考えておりますので,引き続きご理解・ご支援くださいますようお願い申し上げます。

(1)学習指導について質問します。「学校は,児童生徒一人一人の実態や教育的ニーズに応じて,分かりやすく力のつく授業を工夫して行っていますか。」

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【考察】前期に引き続き,保護者の方が来校する機会が減っております。しかし,日々のやり取りや通知表等で学習の様子を伝えることに努めてきましたので,A・Bの評価につながったと考えています。来年度も個々の実態に応じた学習活動を工夫し,子どもの成長をていねいに伝えていく努力をしていきます。

(2)進路指導について質問します。「学校は,就業体験や生活指導集中週間,作業学習,その他日常的な生活指導をとおして,児童生徒の将来に向けて必要な力を育成するとともに,面談や進路だより等で進路に関する情報提供を適切に行っていますか。」

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【考察】制限のある社会情勢において,できる範囲での現場実習を計画したり,施設見学や進路学習会などの規模を縮小したりしながら,実施につなげました。しかし,適切なアドバイスが足りなかった部分もありましたので,随時,最新の進路情報が提供できるようにしていきます。

(3)生活指導について質問します。「学校は,挨拶や身だしなみ,言葉づかいなど,児童生徒が人とかかわる上で必要な生活態度の育成に向けて,学習や支援を行っていますか。」

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【考察】高い評価となったのは,児童生徒の実態に応じた支援や指導を教員が共通理解し,それぞれの立場からかかわったことが考えられます。自由記述欄にもあるように,今後も本人や保護者のニーズに寄り添った生活指導ができるようにしていくことを心掛けていきます。

(4)健康指導について質問します。「学校は,児童生徒の身体的・心理的発達に応じて,体力向上や疾病予防,性指導等について,授業をはじめとした学校生活の中で,適切に指導・支援を行っていますか。」

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【考察】学校では,組織的に感染症対策に取り組みました。児童生徒の実態に応じた指導を日常生活に組み込んだため,各自が自ら手洗いやうがい,マスク着用やソーシャルディスタンスを気にするようになりました。今後は,体力向上も大事な要素として計画していきたいと考えています。

(5)安全指導について質問します。「学校は,児童生徒が安心で安全な学校生活を送ることができるように,交通安全教室や避難訓練等を計画的に行なって非常時に備えるとともに,日常的な安全指導や支援を適切に行っていますか。」

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【考察】コロナ禍ではありますが,工夫しながら児童生徒の実態に応じた交通安全教室や計画的な避難訓練が実施できました。今後は,より実際の災害場面を想定した訓練ができるように計画・実施していきます。

(6)研究について質問します。「学校は,学校研究についての取組内容を保護者にお便りやホームページ等で伝えるとともに,学校研究の取組を生かして,授業や日頃の活動を行っていますか。」

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【考察】HPで研究の成果を公開したり,活動の様子をお便りで伝えたりしました。しかし,公開研がオンラインでの開催になったり,保護者の来校が制限されたりしているため,情報公開が限られている部分もあります。来年度は,授業や日常生活の様子をより多く発信していきます。

(7)教育相談について質問します。「学校は,児童生徒や保護者からの悩みや不安,困りごと等に関する相談に対して,適切に対応していますか。」

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【考察】状況や場面に応じて,担任や部主事等と相談する時間を設けました。トラブルを未然に防ぐために組織的に対応し,関係する教員間で情報を共有することができました。今後も迅速に対応していきます。

(8)保護者への情報提供について質問します。「学校は,児童生徒の様子や学部・学校の教育活動について,連絡帳や各種「お便り」,全校メール等を用いて必要な情報を随時お伝えしていますか。」

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【考察】連絡帳や各種お便りに加え,HPやメールを活用したことで,これまでよりも具体的な情報提供と迅速な通知ができたと考えます。今後もICT機器を活用し,文字や写真だけでなく,動画やオンラインでの情報提供を増やしていきます。

(9)環境整備について質問します。「学校は,児童生徒の学習に必要な教材や図書,ICT機器の充実と活用に努めるとともに,必要な施設設備の整備を行っていますか。」

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【考察】全児童生徒に一台ずつ情報端末機器やアカウントが配付され,ICT環境が整ってきました。現在,使用方法についての周知や保障,管理等を整備しているところです。安全に使えるよう,早急に準備を進めていきます。

(10)交流及び共同学習について質問します。「学校は,附属小学校をはじめとした近隣の学校や,児童生徒の居住地の学校との交流及び共同学習を積極的に行っていますか。」

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【考察】前期は実施できませんでしたが,後期には近隣の学校や居住地での交流ができました。また,オンラインを活用しての交流も実施しました。来年度は,対面,オンラインいずれの方法でも実施できるように計画していきます。

(11)自由記述です。「今年度の教育活動全体を振り返って,お子さんや保護者にとって,よかったこと又はご意見やご要望等がございましたらお書きください。特に,ここまでの質問項目に関連することについて記述していただけましたら幸いです(回答は任意です)。」

【学習指導】

  • 家庭での指導だけでは本人が動いてくれないことも,先生方の指導や上手なツールの使い方で本人の興味を引き出し,またお友達の行動を見てやってみようと思うことも多いようで,学校でとても良い刺激を受けて成長していると思います。今年度は歯磨きを自分でし始め,文字を書くことも楽しくなってきたようで名前が書けるようになりました。この調子で来年度も良い刺激を受け頑張って欲しいと思います。
  • (1)の学習指導につきまして,他の児童と同じ行動が取れない中,本人の気持ちを汲みつつ少しずつ輪の中に入れるよう指導してくださったことに大変感謝しております。貴校の手厚さを実感した一年でした。
  • 先生やお友達とコミュニケーションが増え,言葉がたくさん出るようになり,会話として成り立つようになってきた。学校生活の流れもわかってきて次にすることの予測行動が増えてきたように思います。
  • いつも子供の気持ちに寄り添い,困り事などがあった時でも迅速に対応していただき本当に感謝です。コロナ禍で制限のある中でも工夫して行事をさせていただきありがたい気持ちでいっぱいです。これからも宜しくお願いします。
  • 日々,子どもの様子や特性に合わせたご指導を頂き,子どものやる気を引き出して下さっていること,大変ありがたく存じます。子どもがやる気をもって,楽しいと言って学校に通い学べることは,子どもだけでなく親にとっても,とても幸せな事だと実感しています。また,中学部一年目にして,本格的な実習を経験し,働く事を強く意識出来たことはとても良かったと思います。
  • 先生方のご尽力もあり,色々な事に積極的に取り組めるようになったと感じます。ただ現在は,人を選んで甘えたり,逆に真面目に接したりすることもあるので,そうではなくTPOに合わせた行動を取れるようになってくれると嬉しいです。

【進路指導】

  • 就業体験壮行会で,先輩方がどのような実習先に行かれるのか。また,校外実習に出る際には実習許可証が発行されるのだ。といったことがわかり,今後の参考になりました。来週の進路情報交換会でも,しっかりと情報収集したいと思います。コロナ禍で大変な中,貴重な機会を設けていただき,ありがたいと思います。
  • 進路指導の集まりが多すぎです。平均的なボリュームゾーンに合わせてます。すべての子が就労支援B型とは限りません。中には,外部の受験を考える方もいます。中には,作業所しか行けない現実もあるかと思います。そういった親御さんの気持ちに寄り添ってないのでは,と疑問視します。全ての進路指導の負担を少しずつ減らしてはと感じます。私も仕事と下の子の行事もあります。それをすべて出席して下さいは負担です。仕事をなんとか出来ないのではなく,仕事をしないと生活出来ない,そういった家庭もあることを考えて行事を組んで欲しいと思います。学校の先生方は,理解をしては下さいますが,保護者の中には,冠婚葬祭以外は,すべて出席でとの認識されている方が多数いらっしゃいます。そういった保護者様の雰囲気の改善をしていってほしいと思います。
    →行事には,できる範囲で参加していただければ大丈夫です。

【環境整備】

  • 学校行事,参観,面談等で学校に毎週行かなければいけない月もあり,行く必要が全くない月もあり,PTA活動と含めたら,とても仕事をしながらはこなせなくなってきます。もう少し,働く親の目線でネット配信等をうまく使ってやってもらいたいです。

【交流及び共同学習】

  • 居住地の学校との交流につきまして入学した当時より,居住地の学校との交流を希望し行っております。年齢があがるにつれ,交流の難しさを感じておりましたが,先生から『将来,子どもたちが地域社会で私達と同じように暮らしていくためには,たくさんの人に子どもの事を知ってもらう事が望ましいです』とアドバイスをもらいました。その言葉を聞き迷っていた背中を押され,今回も希望いたしました。残念ながら,コロナ感染拡大に伴い中止となりましたが,忙しい中準備を進めてくださった先生や相手校の先生,お友達には感謝の気持ちでいっぱいです。将来,地域社会でわが子が1人の人として暮らすためにも,今後も続けていただきたい学習の1つです。ぜひ,来年も希望したいと思います。

【その他】

  • 対話の基本となる挨拶や返事をしっかりと出来るまで生徒に寄り添い支援して下さるので有難いです。また,気になる事としましては連絡ノートのページが日数経過と共にたまってくるとどんどん重たくなる事です。こちらに関しましては先日担任の先生から丁寧な説明を受けました。私としましては厚くなると記入しにくい為,ある程度たまってきたら外して綴り紐でまとめてリュックの底に入れて持参しています。この先,たまってきたら学校で保管して下さるようになればいいな…と思っています。
  • 障害児の特性の正確な分析と一貫した支援,学校と家庭との信頼関係をもとに,子供の成長を見守っていきたいと考えております。
    →教職員は,各都道府県の公開研究会や各種専門的な研修に参加し,専門性の向上に努めております。今後もより専門性を高めていけるように研さんしたいと思います。また,群馬大学の専門家の助言なども得ていきます。